◎エドガー・ケイシー?

 

 

エドガー・ケイシー(1877-1945)は、世界的に有名なアメリカの霊能者です。

 

1877年にケンタッキー州ホプキンスビルの敬虔なキリスト教徒の家に生まれ、彼自身も熱心なキリスト教徒で、12歳までに12回聖書を読破し、亡くなるまで年に1回聖書を通読しました。

 

ケイシーは、子供の頃から様々な神秘体験をしています。

 

10歳ぐらいまで霊や妖精と話していたと言われています。

 

13歳の時、雑木林で聖書を読んでいた時、まばゆい光を放った天使に出会い、天使に、「あなたの願いは何ですか。」と尋ねられ、「キリストのように、病める子供達を助ける人になりたい」と答えました。

 

その天使は、「貴方の願いは、聞き届けられました。」と言って消えたそうです。

 

その後、彼は、リラックスし、自らを催眠状態におくことで、人々の個人的情報からあらゆる普遍的な情報までも語る事(リーディング/霊視)ができるようになりました。

 

そのため、「眠れる預言者」と呼ばれています。

 

リーディング(14305件)は、速記者によって書きとられ資料として保存されています。

 

それは、大きく分けて2種類あり、病気に関する症状や治療法などは、メディカルリーディング(9000件以上)と呼ばれ、メディカル以外のものは、ライフリーディングと呼ばれています。

 

彼は、リーディング中に、人を、霊的、心理的(感情と思考の)、物質(肉体)的領域を統合した(ホリスティックな)存在だとし、「健康とは、この全領域が調和した状態である。」と語りました。

 

メディカルリーディングでは、しばしば、霊的、心理的(感情と思考の)、物質(肉体)的理想を設定し、「人生の目的(使命)」をはっきり認識するようにアドバイスしています。

 

そして、「恐れや不安は、毒の食べ物」(5397-1)とし、「怒り」を「体内システムに対する毒」とか、「脳を破壊するもの」と呼びました。

 

「ネガティブな思考や感情(ストレス)が、毒を生み出し、免疫システムを弱らせ、病気にさせる。」として、健康を回復、維持するためにポジティブ思考することが重要だと語りました。

 

ネガティブ思考や感情からどうしても抜け出せない人(うつ等の人)には、「他人のために何かすることで、心のバランスを保つように」(3569-1、646-1)とアドバイスしました。

 

又、肉体的な健康を維持したり、回復させるための秘訣は、循環作用、同化作用、リラックス作用、排泄作用の4作用をうまく作用させる事だと語りました。

 

そのため、現在、「CARE」(ケア)というキーワードを使って、こうした作用の重要性を広めています

 

「C」 は、Circulation(循環作用)の「C」、

「A」は、Assimilation (同化作用)の「A」、

「R」は、Relaxation(リラックス作用)の「R」、

「E」は、Elimination (排泄作用)の「E」です。

 

リーディングでは、人を体と心と魂の統合体としてとらえるホリスティックな観点から、バランスのとれた体にするためのアルカリ化食事法や微妙な脊椎療法、パックや湿布、マッサージ、水治療法、ディトックス法、祈り等の秘儀的癒し方も盛り込んだ、幅広い治療法や予防法が語られています。

 

こうした情報が現在のホリスティック医学の基礎となったため、ケイシーは、「ホリスティック医学の父」とも呼ばれています。

 

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アメリカのバージニア州バージニアビーチ)には、エドガー・ケイシーの14305件のリーディングを書きとった原書を保管し啓蒙活動をしているA.R.E.協会(霊的なものを調査、研究する非営利団体:1931年設立)があります。

 

その他に、ケイシーリーディングの治療法やその他のホリスティック(全人的)な健康法などを学べるマッサージ学校(Cayce/Reilly school of Massage)やスパ、そして、スピリチュアルな事を学べるアトランティック大学などがあります。

 

日本では、東京にNPO法人日本エドガー・ケイシーセンターや、ケイシー製品等を扱っているテンプルビューティフル(Cayce Goods)という販売店もあります。

 

日本では購入できない製品は、バージニア州にあるトータル・ハーモニーという所から個人輸入できます。(日本人スタッフがいるので、日本語でも可能です)

 

ケイシーのリーディングを通じてもたらされた情報は、今でも有益なため、世界中で活用、研究され続けています。

 

スタディーグループ」と呼ばれる霊的向上を目指すグループも世界各地で活動しています。