◎原因と結果の法則

『原因と結果の法則』は、「カルマの法則」や「因果の法則」とも呼ばれるもので、「自分のしたことが、自分に返ってくる」という法則です。

 

これは、自分が善い行いをすれば、同じ善い事が自分に戻り、悪い行いをすれば、同じ悪い事が自分に戻ってくるというものです。

 

例えば、私達に何らかの善い事が起こるなら、私達自身が過去に善い事をしたために、同じ善い事が自分に戻っているのです。

 

反対に、私達に何らかの悪い事が起こるなら、悪い事を悪い事と気づかずにいるか、悪い行いが習慣化していて無意識にその悪い事をし続けているために、同じような悪い事が戻ってきているのです。

 

この法則に対して、次のようになリーディングがあります。

 

実体が、個人が、何を蒔こうと、必ず刈り取らねばならない。この法則は、変えることが出来ない。そっくりそのままに、慈悲の中に、又は、同情の中において出会うかは、その実体の選択による。もし、人が慈悲や共感、愛や友情を持っているなら、関係する人々に対し同じように示さなければならない。                                   (リーディング500-1)

 

「なぜ、自分が、今の場に生まれてきたのだろうか。」と考える事がありますが、それは、今の自分と同じ様な立場の人々のネガティブ、ポジティブの両方の状況や感情、思考などを理解できる魂に成長するためです。

 

自分が行った悪い事は、必ず、された者と同じ立場に立つ機会が与えられ、実際にされた側と同じ体験を自らすることになっています。

 

だから、された者の悲しみや苦痛を感じることができ、それが悪い事だと気づくようになり、意図的により良い行いを選択するようになってゆくのです。

 

私達は、より良い選択をするようになるまで、何度でも同じような悪い体験をし続けます。

 

このため、悪い体験は、さらに慈悲深くなったり、理解力が深まったり、忍耐力や精神力が強くなるため、又、魅力的な自分になるための学びのチャンスとも言えます。

 

リーディングでは、今生で私達が成すものは、死後や来世にも表れるとしています。

 

つまり、原因と結果の法則は、今生で自分が行った事だけでなく、自分が過去生で行ってきたことも原因となり、結果として同様の良い事や悪い事を、今生や来生で体験するようになっているということです。

 

PS: リーディングは、「悪」を「愛の欠如した状態」とし、何事も慈悲や共感、愛、友情の心で行うようにアドバイスしています。

 

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☆上の写真は、John HainさんによるPixabayからの画像 です。