◎神様と私達

ホリスティックな考えでは、神様は実在するとされています。

 

神様は、「創造主」、「主」、「キリスト」、「エホバ」、「ユニバース」、「大霊」など、様々な名称で呼ばれていますが、ここでは、神様と呼ぶことにします。

 

神様は、何のみかえりも期待しない無条件で無限の愛である「霊的な意識のエネルギー(体)」とされています。

 

神様は、仲間であり、共同創造者として、自分自身である無条件で無限の愛のエネルギーを分割し、私達魂(分霊)を創造しました。

 

そして、”個”としての固有意識を持たすために『自由意志』を与えました。というのは、「自分がどんなに祝福された存在なのか」を実体験し、仲間意識を感じたくなったためです。

 

私達は、地球上では、物質的な乗り物である「肉体」(ボディ)と、思考し感じる「精神体」(マインド)と、霊的エネルギーである「霊魂体」(スピリット)が一つとなった統合体として生きています。

 

しかし、実質的には、神様の霊的意識のエネルギーを分けた霊魂体である「分霊」、「魂」(スピリット)です。 

 

神様は、何のみかえりも期待しない無条件で無限の愛である「霊的な意識のエネルギー(体)」なので、常に、分霊である私達が平和で、健康で、愛に満ち、自分も他も大切にし、成功し、富み、あらゆる面でより良く豊かである事を望んでいます。

 

神様は、限り無く慈悲深く、常にゆるし、何ものも罰したりはしません。

 

私達が、今、どんな状態であれ、どんなことをしてきたかに関係なく、無条件で無限の愛のエネルギー(体)である神様によって、私達は深く愛され、見守られています。

 

今、私達が存在していること自体、神様に愛されていて、価値があり、自分なりの人生を生き、より良くなれるという証です。

 

神様は、あらゆる面で豊かになってもらいたいと望んでいるため、私達が学べるように「宇宙の法則」と学びの場として様々な次元や世界を創造しました。

 

私達は、そうした様々な場所で、『自由意志』を使ってポジティブな体験やネガティブな体験をたくさんし、その実体験の中で、色んなことを知り、気づき、理解し、学んでゆきます。

 

もし、今、私達が、ネガティブな体験をしているなら、私達が、自分達の無知(無学/未熟)さからや、エゴ(利己心)やネガティブ(マイナス思考)さから、引き寄せの法則を誤用し、自ら自他を罰したり、ネガティブ体験を引き寄せ創造しているのです。

 

私達は、神様と同じ様なものになる(神様と一体化する)ことを目標に学び、意図的に無条件で無限の愛の視点をもって行動してゆくようになる体験学習の旅をしているのです。

 

神様と私達の関係をイメージしやすくするために、無条件で無限の愛である「霊的意識のエネルギー(体)」である神様を、”大きな水がめの透き通った水”に例えます。

 

私達自身である各魂は、そこから滴り落ちた一滴(ひとしづく)です。

 

この一滴は、”大きな水がめ”の一部であった同じ”透き通った水”です。つまり、私達魂は、元の無条件で無限の愛のエネルギー体と同じものなのです。

 

神様は、自分の仲間であり、共同創造者として、又、神様の「ありて、あらゆるもの」の一構成要員として、同じ無条件で無限の愛のエネルギー体である私達、一滴の魂を世に送り出しました。

 

そして、自由に自分で思考方向をポジティブな方向、もしくは、ネガティブな方向に選択し決定できる力、『自由意志』をもたせました。

 

この『自由意志』をもった私達魂は、宇宙の様々な次元や世界を旅し、それぞれの旅の中で、この『自由意志』を使うにつれて次第に神様と一体(同じ)の無条件で無限の愛の意識エネルギー体である事を忘れ、「神様から全く切り離された、別の存在である」と思い込むようになりました。

 

私達魂は、『自由意志』を使って思考をポジティブな善い方向に選択したり、ネガティブな悪い方向に選択しながら、それぞれに違った体験をし、感情的に、物質的にあらゆる善悪の体験をするようになってゆきました。

 

これをイメージ的に理解するために、神様という澄んだ”みずがめの水”であった水滴が、各自の思考の方向を「どう選択するのか」により、水は水でも、透き通った純粋な滴から透明度が異なる濁った水滴になっていったとイメージします。

 

この濁り具合が異なる一滴一滴が、『自由意志』によってポジティブな善い体験、ネガティブな悪い体験をしてゆく中で、「自分が本当に体験してゆきたいことは何か」、「思考をどちらに向けるのか」、「何(理想)になってゆきたいのか」を考え始めるようになります。

 

そして、意図的に自分が望む方向へと変容してゆこうと選択し、決意し、行動してゆくようになります。

 

自分が体験したくないものを避け、必要でなくなったものを切り捨てながら、目指す方向(理想)に向かって前進してゆく様は、元の透き通った純粋な一滴に戻るため、濁った水滴をろ過してゆく様なイメージです。

 

今回、私達は、宇宙の様々な次元や世界の中で、太陽系の地球での学習コースをとるためにやって来ました。

 

この地球は、物質的に体験のできる場所で、学んできたことを行動に移し実践するかどうかの実験場です。

 

そして、まだ学んでいない事を物質的な体験を通して気づくための試験場です。

 

つまり、学んだ事や考えた事を生かして物理的に行動に移さなければならない星なのです。

 

私達が、霊的意識エネルギー体である「魂」だからこそ、宇宙の様々な次元や世界に移行(転生)し、学びの旅を続けてゆけるのです。

 

無条件で無限の愛の意識エネルギー体である私達魂は、自らの『自由意志』で、自らをろ過し、再び元の透き通った水に戻ってゆくために、つまり、常に無条件で無限の愛を表現するものに戻ってゆくために存在しているのです。

 

物質世界のそれぞれの魂の目的は、記憶の書によると、創造主との関係を魂が知ることにある。(リーディング1215-4)                                                  

 

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☆上の写真は、Gerd AltmannさんによるPixabayからの画像 です。